5t未満クレーン運転特別教育というのを受けてきました。
吊り上げ荷重5トン未満のクレーンの操作、
運転を行うことができる資格が取得できます。
実際には、これだけだと、
吊り上げ荷重5トン未満のクレーンの操作はできますが、
玉掛けをする事が出来ないんです。
なので、合わせて玉掛の技能講習も受けないと
仕事をするうえで不便なんですよね。
教わった中で、これは、
教えてもらってよかったと思ったのが、
物体の質量を計算する為の比重と体積を求める略算式です。
これは、同じ体積でも、
物体の種類によって質量が変わるため、
鋼の時は、7.8で、アルミの時は、2.7など
の比重の値を覚えておくと吊り道具の選定に困らないです。
色々な物体の比重は、こちら
⇒比重
体積を求める略算式とは、
数学などで習う正式な公式とは違い、
ざっくりな体積さえわかれば良い時に使う式の事で、
計算方法もかなり簡単になっています。
例えば、円柱の体積は、
正式な公式
半径 × 半径 × 3.14 × 高さ
略算式
直径 × 直径 × 高さ × 0.8
略算式の考え方として、
直径×直径の部分は、縦×横すなわち、
円の部分を四角と考えて計算し、
それに高さをかけて四角柱の体積出して、
円なので角が取れて、
約8割ぐらいかなって事で、0.8をかけているみたいです。
こういった考え方で、円柱以外にも、
肉薄円筒や球や円すい体などが紹介されていました。
実際吊り上げるのに、本当のドンピシャの重さなんて
必要ないんですよね。
出た数値よりも少し多めに見て、
吊り具選定すれば問題ないことですしね。