回転数と送り速度の決め方

エンドミルなどで、加工する際に、
カタログなどを見ると、使用するエンドミル(種類や径)、
加工する材料、切り込み量などにより推奨する切削条件が出ている。
推奨する切削条件が、加工する材質SUS、径3.5の超硬エンドミルで、
回転数5000、送り速度100mm/min、切り込み量が0.5Dmmとでていた。
最新鋭のフライス盤なら最高回転が5000回転以上回る様だが、
私の使用しているフライスは10年以上昔のもので、
変速ギア式のもの。
回転数が決められており、最高でも1800回転まで。
推奨する切削条件に合わせることができない。
そんな時は、エンドミルの1刃あたりの送り量を調べる。
式は、fz=F/(Z×N)
F:送り速度 Z:刃数 N:回転数
計算すると fz=100/(2×5000)=0.01
1刃あたり0.01mmまで削っても大丈夫ということになる。
そこで、自分の使用する機械の最高回転で逆算する
0.01=F/(2×1800)
F=36mm/min
切り込み量がエンドミルの半分(径3.5mmなら1.75mm)なら、
送りは36で良いが、それ以上にかける場合は、
もっと遅くする必要がある。
切削する材料や切削油などいろいろな場合が考えられるが、
目安として、切削条件の倍なら送り速度は半分に。
切り込み量と送り速度は反比例させてあげればよいと思う。
注意:心配なら送り速度を0から順に上げていき、ちょうど良いところを探るようにすればよい。 
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